SDGs12(つくる責任つかう責任)で、私たちにできることとは?

SDGs12(つくる責任つかう責任)で、私たちにできることとは?


最近よく耳にするようになった「SDGs」。SDGsとは、世界を変えるため、2030年までに達成すべき持続可能な目標のことです。貧困や飢餓、健康、教育、エネルギー、経済、環境など、世界全体で取り組むべきテーマが設定されています。

しかし、SDGsという言葉を耳にしても、自分には何ができるのかわからないという方も多いはずです。

そこで本記事では、SDGsの目標の中から、目標12「つくる責任つかう責任」で私たちにできることを見ていきましょう。

 

1.目標12「つくる責任つかう責任」とは

目標12「つくる責任つかう責任」とは、地球で限られた資源やエネルギーを大切に使うことを目的とした目標です。具体的な内容を見ていきましょう。

 

目標12の内容

目標12「つくる責任つかう責任」では、資源やエネルギーを大切に使うため「生産者側」にも「消費者側」にも責任を求められています。

生産者側に求められているのは、次の4つです。

  • 高品質な資源の開発
  • 生産過程での廃棄物抑制
  • 化学物質の放出量低減
  • 消費者に対してリユースやリサイクルの呼びかけ


 そして私たち消費者側に求められているのは、次の3つです。

  • 無駄遣いを減らす
  • リユース、リサイクルを活用する
  • 資源を最大限有効活用すること

 このように目標12は、生産者側にも消費者側にも責任を求めることで、地球の資源やエネルギーを大切にしていくための目標です。

 

目標12が必要な理由

目標12が必要な理由は、世界で資源やエネルギーを消費する量が増え、このままだと地球の資源が枯渇してしまう可能性があるからです。

私たちの生活は、日々さまざまな資源やエネルギーを消費して成り立っています。技術の進歩とともにその消費量は年々増えているのです。

中でも、大量生産をしてそのうちの多くが廃棄となってしまう「食品ロス」は、限られた資源やエネルギーの無駄遣いとして深刻な問題とされています。

また、資源やエネルギーの消費は廃棄物の焼却や埋め立て問題にも影響しており、環境問題にまで発展しているのです。

次世代まで地球をつなげるため、目標12「つくる責任つかう責任」を達成して、資源やエネルギーを大切にすることが必要になります。

 

2.目標12を達成するために私たちにできること

目標12を達成するため、私たちが日常生活の中でできることは以下のとおりです。

  • 消費期限や賞味期限が近いものを購入する
  • 必要な食材のみを購入する
  • 外食では食べきれる量を注文する
  • ゴミはきちんと分別する
  • 節電をする
  • マイバッグ、マイボトルを持参する
  • 認証マークがついた製品を購入する
  • 不要なものはリユースを考える

 それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

消費期限や賞味期限が近いものを購入する

食材を買うときは、消費期限や賞味期限が近いものを購入しましょう。消費期限や賞味期限が過ぎてしまったものは廃棄されてしまうため、深刻な食品ロス問題の原因になるのです。

消費期限や賞味期限内に食材を食べて、消費期限や賞味期限切れによる食材の廃棄を少しでも減らしましょう。

 

必要な食材のみを購入する

食材を購入するときは、本当に必要な食材のみを購入しましょう。

しかし、スーパーやコンビニに行くと、ついつい無駄な食材まで買ってしまいがちです。そこでおすすめなのが、買い物に行く前に購入するものを決めることです。

冷蔵庫の中を見て買うものを決め、本当に必要な食材のみ購入することで、食品ロスを減らせます。

また、買った食材で調理をするときは、食べきれる量のみを作り、作りすぎないように気をつけましょう。

 

外食では食べきれる量を注文する

レストランなどで外食するときは、食べきれる量を注文しましょう。

食べきれずに残してしまうと、廃棄することになり、食品ロスにつながります。

 

ゴミはきちんと分別する

ゴミを捨てるときは、地域のゴミのルールに従ってきちんと分別しましょう。きちんと分別することで、再利用できる資源は再利用され、結果的にゴミが減らせます。

プラスチックごみや紙ごみなど、ついつい燃えるゴミとして捨ててしまっている方も多いでしょう。それらをきちんと分別するだけで、再利用できる資源が増えるのです。

普段からゴミを分別する習慣をつけて、ゴミを減らしましょう。

 

節電をする

節電も、目標12の達成につながります。電気も、石炭や天然ガスといった資源を使っているからです。

使っていない部屋の電気は消す、使っていない電化製品のコンセントを抜くなど、身近なところから節電していきましょう。また、エアコンを使いすぎないことも節電に大きくつながります。設定温度を、夏は28℃、冬は20℃前後にするだけで節電になるので、体調を崩さない範囲で取り組んでみてください。

そのほかにも、使う電気を再生可能エネルギー由来の電気に変えるのもおすすめです。最近は、再生可能エネルギーを使った電力会社も増えてきています。そういった会社の契約プランに変更するのも、目標12の達成につながるでしょう。

 

マイバッグ、マイボトルを持参する

外出時は、マイバッグやマイボトルを持参しましょう。マイバッグやマイボトルを持参するだけで、レジ袋の購入やペットボトルの購入が減るため、ゴミを減らせるのです。

特にマイボトルの持参は、飲み物を買うことが減るため節約にもなるでしょう。

また、スーパーで買い物をするとき、マイバッグを持参するとともにポリ袋の使用を必要最低限にするのも、プラスチックごみを減らすことにつながります。

 

認証マークがついた製品を購入する

モノを購入するときは、認証マークがついた製品を選びましょう。認証マークはさまざまな種類がありますが、資源や環境に配慮する取り組みとして、FSC認証やMSC認証が挙げられます。

FSC認証は、適切に管理された森林から伐採された木材を使用している企業や組織に与えられる認証です。

そしてMSC認証は、環境に配慮して持続可能な方法で獲られた水産物に対する認証です。

FSC認証やMSC認証がついている製品は、目標12の「つくる責任」を果たしている生産者が生産しているものです。買い物をするときに少し意識して認証マークを見るだけで、目標12の達成につなげられます。

 

不要なものはリユース(再利用)を考える

日常生活で不要になったものはすぐゴミにするのではなく、リユースできないか考えてみましょう。

不要なものが本であれば古本屋さんに持って行ったり、家具や家電製品であればリサイクルショップに持って行ったりと、リユース方法はさまざまです。

また最近はフリマアプリで不要品を売るという方法もあります。

リユースできるものはなるべくリユースして、ゴミを減らしましょう。

 

まとめ

SDGs目標12「つくる責任つかう責任」について解説しました。SDGsに取り組んでいる企業やお店が増えていても、個人には何ができるのかわからないという方は多いでしょう。

しかしSDGsは、個人一人ひとりが取り組めることがたくさんあります。中でも目標12の「つくる責任つかう責任」は、個人こそが取り組むべきテーマだと言えます。

世界中の一人ひとりがSDGs目標12を少しでも意識するだけで、大きな力になり、地球の資源やエネルギーを大切にできるはずです。

今回ご紹介したものを参考に、今日からできることを少しずつ取り組んでいきましょう。
 

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